インヤン美容鍼・鍼灸治療院の患者さんが長年の不眠症を克服されたので、記事を作成していただきました。その体験談をご紹介いたします。不眠症や睡眠障害でお悩みの方に何か参考になればと願っています。
患者さんは40代の男性で、デスクワークでPCを使用し、リモートワークをされていました。
30年近く不眠症に悩まされていました
10代から不眠症・睡眠障害に悩まされていました。
不眠症といっても人それぞれだと思いますが、私の症状は、
- 寝ようとしても1~2時間、長いと3時間以上寝られない
- 寝ようとすると頭が熱く熱を持つ
- 眠いのに寝られない
- すごく疲れていても2~3時間で起きてしまう
- 昼間に酷い睡魔に襲われる
- 1回の睡眠で4時間以上は寝られない
- 悪夢を見ることが多い(ほぼ毎日)
といったものでした。
考えごとが原因で眠れなくなり、寝る際にはテレビやYouTube、Netflixをつけながら寝るようにしていました。
睡眠障害の程度は時期によって異なり、数年前のひどかった時期では、一日中ディズニーランドで歩き回り、帰宅しても疲れていても1〜2時間で目が覚める状態で、その時期には睡眠薬を利用していました。ただし、睡眠薬が癖になる可能性があると聞いていたので、なるべく控えめに使用するよう心がけていました。
不眠症や睡眠障害に対処したいと思い、さまざまなアプローチを試みました(本やブログで情報収集、実践)が、ほとんど効果を感じられず、ほぼ諦めの境地にいました。
不眠症が治ったかも?
突然、不眠症が治ったかも?という状態になりました。
- 夜に眠くなる
- 寝ようとしたら10~30分ほどで寝られる(ただし動画は観ながら)
- 連続で6~8時間寝られる
- 朝起きるとスッキリしている
現在、頭がクリアであり、特に驚くべきことは、言い過ぎではなく体力が3〜5倍(?)ほど向上していることです。
以前はわずかな外出でも疲れやすかったのですが、現在では一日中外出でき、帰宅後も活動的になり、元気を取り戻しました。それに加え、食欲が増進しているにもかかわらず、体重が減少して調子が良いです。
2. 不眠症の克服への道のり
不眠症を治そうとして、これまでにやったことはこちら
- 鍼灸(+リラクゼーション)
- マットレスを高反発のものに変更
- 枕をいろいろ試す
- 真っ暗で寝る
- コーヒーをデカフェに
- 太陽を10分以上浴びる
- Youtubeを観ながらストレッチ
- ストレッチポールでトレーニング
- 筋膜ローラーでトレーニング
- 軍隊式の眠れる方法?
- マウスピース(矯正を含む)
- ホットアイマスク
- お引越し
ひとつひとつ詳細をお伝えします。
鍼灸(+リラクゼーション)
インヤン美容鍼・鍼灸治療院で定期的に鍼灸治療を受けていましたが、ここ2~3ヶ月は鍼灸とリラクゼーションがセットになったものを月2回定期的に受けていました。
鍼灸治療を受けたあとはよく眠れるので、よく眠る日ができたことは良かったです。
また首、肩、背中、腰のコリ、頭の緊張、お腹の冷えなど、毎回体の状態を教えていただけるので、現状の把握と生活改善に大きく役立ちました。
マットレスを高反発のものに変更
5年くらい前に睡眠環境を整えるため、持病で腰痛、背中と首の痛みがあったので、マニフレックスの高反発マットレスにしました。
効果は正直不明ですが、たまに別のマットレスで寝たときは腰と背中が辛かったので、首背中の痛みや腰痛には効果がある気がします。
いまはエアウィーブのマットレスを高反発マットレスの上に敷いて寝ています。
枕をいろいろ試す
マニフレックスの枕2つ、オーダーメイド枕、楽天で評価が高かった首枕、ニトリ、テクノジェル、エアウィーブなどなど、いろんな枕を使いました。頭が冷えて良かったけど合わなかったのはエアウィーブの枕。
いまは西川のエアー3D→4Dを使っています。
合わない枕のときは、起きてから数時間頭痛に悩まされていましたが、エアー3Dと4Dは調子が良いです。
枕は低めを使っています。不眠症の改善に役立ったかは不明ですが、寝起きの頭痛軽減には大きく影響しています。マットレスと枕の相性も大切だと思います。
真っ暗で寝る
以前までは少しライトをつけて寝ていたのですが、真っ暗で寝る環境をつくりました。効果は不明です。
コーヒーをデカフェに
毎日コーヒーを2~4杯くらい飲んでいるのですが、カフェインレスのデカフェに変更しました。効果は不明です。
太陽を10分以上浴びる
効果不明。ですが、後述しますが引越でカーテン不要の環境になり、太陽をいっぱい浴びる環境になったことは、不眠症が治った理由に大きな影響を与えていると思います。
Youtubeを観ながらストレッチ
オガトレというYouTubeチャンネルの肩甲骨と腰痛改善の動画を2~3本観ながらストレッチをしていました。
翌日は体が軽くなるのでオススメですが、数ヶ月やってサボるように・・・。
ストレッチポール、筋膜ローラーでトレーニング
ちょっと体がしんどいときはストレッチポール、筋膜ローラーで首や背中、腰をコリコリやっていました。
軍隊式の眠れる方法?
ネットでみつけた軍隊式の眠れる方法を試しましたが、私は効果なしでした。
マウスピース(矯正を含む)
食いしばり、歯ぎしりがあったので、マウスピースをつくって、寝るときにマウスピースをはめて寝ていました。そこからマウスピース矯正(インビザライン)を始めたので、ずっとマウスピースをつけた状態に。
睡眠に影響があったかは不明。
ホットアイマスク
寝落ちするというホットアイマスクも試しましたが、ただ気持ちいいだけで眠れませんでした。
お引越し
引越しが不眠症が治ったことに大きな影響があったと思います。
引越しによりカーテン無しで生活できるようになり、夕方、夜になるまで電気をつけずに生活できるようになりました。周辺環境が変わって日々の生活でも歩く距離が増え、運動量が増えました。
不眠症が治る前後のライフスタイルの変化
以前までは12時~1時にベッドに入り、2~3時に入眠、遅ければ4~5時まで寝られない生活でしたが、いまは23時にベッドに入り23時半には入眠、6時には起きる生活になりました。
不眠症が治って感じること
6~8時間途中覚醒せずに寝られる日が増え、いまではほとんど毎日寝られるようになりました。
なにが不眠症改善に影響したかは不明ですが、鍼灸はここ2~3ヶ月、引越しは1ヶ月ほど、それ以外のものは数年やっているので、鍼灸と引越の影響が大きいと感じています。
鍼灸に関しては、首肩腰の痛みがまだあるのと、体の状態の変化を知りたいので、継続していきたいと考えています。
正直に言って、不眠症が治るとは思っていませんでした。
不眠症が治ると、
夜になると自然と眠くなり、
朝はすっきりと目覚めることのありがたさ、
疲れにくくなってアクティブに動けるようになり、
食事が美味しく感じられ、
太りにくくなるなど、
ポジティブな影響がたくさんあります。
もっと早く不眠症を治す努力をしておけば良かったと思います。
不眠症のときは、
夜になかなか寝られず、
起きても疲れていて、
疲れやすいので動かなくなり、
食事が美味しく感じず、
太りやすい
という状態が当たり前でした。
悪い状態が他の悪い状態を引き起こすという、悪循環が起こっていたと思います。
私の不眠症の改善、治ったことは「これ」という改善策はわかりませんが、私自身、いろんな人の本やブログなどを読ませていただき、いろいろトライし、いっぱい失敗し、その中で影響があったものをご紹介しました。
私の不眠症改善例が誰かの参考になればと思います。