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月経痛・生理痛とは

月経痛・生理痛とは?原因、5つのタイプ別療法とセルフケア

著者:五十嵐

月経痛・生理痛とは?

生理の直前から生理中にかけて子宮が収縮するために起きる、腹痛や腰の痛みのことをいいます。痛みの程度は個人差があり、痛みがほとんどない方もいれば、強く感じる方、月経痛・生理痛以外にも頭痛、吐き気などが現れる方など症状は様々です。

月経痛・生理痛の原因は?

生理が起きる少し前から、子宮内膜にプロスタグランジンという物質が分泌されます。これが子宮の収縮を促すことで、はがれ落ちた子宮内膜を体外に押し出してくれるのですが、子宮の収縮が強すぎると、腹痛、腰がだるくなるなど月経痛・生理痛の症状が現れます。

生理のときに痛みの違いが出るのは、その方自身が持つプロスタグランジンの量の多さと、痛みの感じやすさなど人により体質が異なるためです。日頃のストレスや食事、睡眠などの生活習慣、その日の体調や気候などでも痛みの感じ方が変わります。

鍼灸治療から考える生理痛とは?

痛みが起きる原因は2つあります。一つは、身体に必要な物質の巡りが悪いために起きる痛みであり、もう一つは、子宮周辺における栄養状態が悪いために起きる痛みです。それぞれ冷え、ストレス、食生活の不摂生、過労、加齢、慢性病などにより生じると考えます。

生理痛タイプ別療法(5タイプ)

イライラタイプ

原因:ストレスなどの精神刺激により、巡りが悪くなり血行不良となる。

生理の主な症状:痛みは生理前~生理前半に多い、生理前の胸の張りや痛み、イライラなど月経前に症状が強い(月経前症候群・PMS)、生理にツブツブした塊があるなど。

随伴症状:肩こり、頭痛、イライラ、憂うつ感、喉のつまり、便秘など。

ストレスなど心身の状態により身体の機能が低下し、流れがスムーズでなくなると、血行が悪くなります。

ツボ:太衝、内関など

ドロドロタイプ

体内に余分な水分とほてりが一緒に滞ることで血の流れが停滞しやすくなる。

生理の主な症状:痛みは生理前~生理前半に多い、下腹部や陰部に灼熱感を感じる、生理の量は多い、生理の質は粘っこいなど。

随伴症状:おりものは日頃から黄色っぽく粘りがあり臭いがある、陰部の痒み、乳房や脇の脹った痛み、のぼせ、口の渇き、口臭、多汗、尿が黄色など。

元々暑がりの体質だったり、脂っこいものや味の濃いものを食べすぎたり、アルコールの飲みすぎなどにより老廃物が生まれ、気血の巡りが停滞するようになります。

ツボ:陰陵泉、曲池など

冷え冷えタイプ

冷えによる血の巡りが滞り、痛みが起きやすくなる。

生理の主な症状:痛みは生理前~生理前半に多い、痛みが強い、温めると一時的に軽減する、生理の色は暗く塊が多い、生理周期が長めなど。

随伴症状:おりものは白く透明で多い、筋肉のひきつり、寒がり、手足の冷え、むくみなど。

真夏のクーラーや冷たい風などに当たったり、冷たいものや生ものの食べすぎなど身体を冷やすことにより生じます。冷えは流れを滞らせる収斂作用があり、血の流れを停滞させてしまいます

ツボ:関元、命門など ※お灸を多用

ぐったりタイプ

身体のエネルギーとなる気や体内に栄養を与える血(けつ)が不足して血流が滞る。

生理の主な症状:生理痛は生理後半に多い、揉むと一時的に軽減する、生理の色は薄いなど。

随伴症状:倦怠感、食欲不振、不眠、顔色が白い、めまい、眼精疲労、動悸、脱毛など。

過労や胃腸虚弱、栄養失調などにより生理の基本となる気や血が不足すると、血管内を巡る物質がなくなるため滞りが生まれやすくなります。

ツボ:足三里、三陰交など

エネルギー切れタイプ

女性ホルモンの働きが低下して子宮に栄養が行き届かず、血の流れが滞る。

生理の主な症状:生理痛は生理後半に多い、揉むと一時的に軽減する、生理の色は暗く量は少ない、生理周期は不安定になりやすいなど。

随伴症状:足腰がだるい、倦怠感、目の疲れ、筋肉のつり、便秘、ほてり、イライラなど。

虚弱体質、過労、加齢などにより身体に必要な気血や人体のエネルギー源である精(せい)を消耗しているため、心身を栄養することができず、血の流れが停滞して血行不良を招きます。

ツボ:太谿、三陰交など

生理痛・月経痛を和らげる方法

  • 洋服や下着はゆったりしたものを着て締め付けないようにしましょう
  • 腹巻などで腰周りを温めましょう
  • 適宜な運動で気を巡らせましょう
  • 温かい飲食や毎日の入浴を心がけましょう
  • ストレスをうまく発散しましょう
  • 喫煙を控えましょう

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