美容鍼の効果、仕組み、頻度は???

 著者:徳田(YI’N YANG GINZA)

著名人・有名人がSNSに投稿したりと話題になっている「美容鍼」。

実際どんな効果があるの?そもそもお肌の仕組みってどうなってるの?どのくらいの頻度で通えばいいの?についてご説明します!

目次

美容鍼の効果

しわ、たるみ

しわやたるみは、皮膚の乾燥や老化によって生じるものと、表情筋の動きが原因となってできる、いわゆる「表情じわ」があります。

表情じわによる筋肉の緊張・収縮をゆるめるのは鍼灸が最も得意とするので、美容鍼をすることで表情筋のリフトアップ、たるみ・しわの改善が期待できます。

しわの種類(光老化による深いしわなど)によっては、美容鍼灸の適応にならない場合もあるのでカウンセリングをしっかりと行っていきます。

くすみ、むくみ

顔や首の筋肉のコリにより血流が悪くなり、皮膚のターンオーバーが遅れることで顔のくすみに繋がります。血行を促進することで顔のくすみもとれ、透明感が出て明るくなります。

また「顔のむくみが気になる…」という場合にも美容鍼がオススメ。美容鍼で顔のコリを緩めることで、リンパの流れを良くしてむくみがちな顔もスッキリ整っていきます。

乾燥肌

皮膚の角層の水分保持機能の低下によって乾燥肌を引き起こしますが、お顔に鍼をすることで水分蒸散量が減少するため乾燥肌の改善にも期待ができます。

肌荒れ、ニキビ

傷ついた皮膚を修復する過程で分泌するコラーゲンやエラスチンなどの成分により、肌荒れやニキビの改善も期待できます。(髪の毛よりも細い鍼を使用するので、傷ついたといっても目には見えない微細な傷です。)

美容鍼では医学的に解明されている「創傷治癒機転」による変化が期待できます。

体の治療も行ない、肌荒れの根本から改善することも大切です。

お肌の仕組み

皮膚は上から表皮・真皮・皮下組織という3層構造になっています。

特に注目すべきは「真皮層」。ここにはコラーゲンやエラスチン、セラミドといった成分が分泌していて「お肌の弾力」「お肌のハリ」「柔らかさ」を支える土台となります。これが脆くなったり、水分が不足したり、細胞の働きが低下することで「しわ」が深くなったり、弾力を失い「たるみ」に繋がるなど、いわゆる「老化」したような皮膚となってしまいます。

美容鍼で真皮層に刺激を与えてコラーゲンやセラミドの分泌を促すことで、美肌に繋がるさまざまな効果が期待できます。

美容鍼に通う頻度

顔がむくみやすい方、日頃から目の疲れを感じていたりする方は変化が分かりやすく、即効性を感じられるのも美容鍼の特徴です。

初めて美容鍼を受けた患者さんからも「どのくらい持続しますか?」「定着させるにはどれくらいの頻度で通えばいいですか?」という質問を受けます。

年齢やお肌の状態、生活習慣などにより個人差はありますが、最初は1週間に1回のペースをオススメしています。細胞がお休み状態のところに刺激を与えるよりも、活発に働いているところに刺激を与えたほうが働きが良くなるためです。

肌質の変化が出てきて「化粧乗りが良くなった」「むくみづらくなってきた」「肌の乾燥を感じない」「肌荒れが落ち着いてきた」などの効果を実感してしていただいた後は、1ヶ月に1回のメンテナンスをすることで調子の良い状態をキープしましょう。

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