著者:高田 (YI’N YANG GINZA)
こんにちは、高田です!
今回は、自分の経験も踏まえ、自律神経についてのお話していきたいと思います。
私は、前職、看護師として病院で働いていたのですが、「自律神経が乱れているからですかね。」という言葉を、良くも悪くも、耳にすることが多かったですし、私自身も困った時には、患者さんに使っていました。
でも、気づいたら、自律神経失調症のような症状に困っていたのは、私自身だったんですね。
頭痛、睡眠障害、便秘、疲れやすい、浮腫み、動悸などの症状、今思えば、なんとか朝起きて、仕事に行って、帰ってきたら、気づかないうちに眠っているか、寝ようとしても眠れないという時期を繰り返していました。
当時は、多忙で疲労のせいだと思っていたので、休めば良くなるかな?と思っていましたが、実際、病院での常勤勤務を辞めるまで、この諸症状が改善することはありませんでした(続く)
自律神経失調症とは?
では、まず、自律神経とは何なのでしょうか?
自律神経は、交感神経と副交感神経という正反対の作用を持ち合わせる神経のことを言います。
交感神経は、活動的に身体を動かし、副交感神経は心身を落ち着かせ、食事をするときに働く神経です。
この2つの神経によって、身体は活動と休息のバランスを保ちます。
ところが、何らかの原因によって、夜でも交感神経優位の状態が続いたり、お昼になっても副交感神経優位の状態が続いたりすることで、徐々に心身の不調を招きます。
心身の不調はさまざまありますが、頭痛、めまい、寝起きが悪い、眠れない、動悸、便秘や下痢、冷えとのぼせ、疲れやすい、食欲の異常(食欲不振または過食)などと言った症状があります。
自律神経を整える
自律神経失調症は自律神経のバランスが乱れている状態のため、乱れている原因を突き止めることが大切です。
日常生活を見直し、生活環境を整えることや、心身のストレスを取り除き、適度な運動を行うことも大切です。
何気ない習慣や食習慣が身体に影響を与えている場合もあります。
と、文章にして言うと、簡単なのですが、実際、多忙な時って生活を見直す余裕すらなかったりしませんか??
ここで、私の話に戻りますね?!
結局、自律神経失調症ぎみだった私は、心身共に疲労困憊となり、鍼灸学校に行くことを決め、ゆるりとした生活を始めました。
そうすると、ある時、食欲の波がなくなって、快便になり、痩せ始めている自分に気付くのです。
それをきっかけに、いろんな症状が浮き彫りになってきて、あれも、これもと、今まで、どれだけ身体の悲鳴を無視し続けていたのか、と自覚するわけです。
改めて、休息をとる、環境を見直すということの大切さがわかるんですね。
自律神経と鍼灸治療
また、同時期に鍼灸治療も受け始めました。
鍼灸の作用として、「調整作用」といって、身体を中庸(どちらかに偏りない状態)にしてくれる作用があります。交感神経が優位でも、副交感神経が優位でも、どちらにも効果があり、過不足なく調整できると言われています。
私自身、休息だけでは改善しないことが多々ありました。鍼灸治療の回数を重ねていくと、症状の改善とともに、鍼灸院のベッドに横になるだけで、とてもリラックスできるようになった自分に気付くのです。
鍼灸院=身体がリラックスできる空間と認識し始めたのか?という一個人の感想です。
でも、身体がリラックスできる場所を作ったり、鍼灸治療を受ける、多忙の方こそ、リラックスする日課をつくることが、健康管理で大切といえます。
まとめ
今回は、専門的な内容より、個人的な話が少々入り込んでしまいました。反省、、、
ちなみに、今はエネルギーが有り余るぐらい元気に過ごしています!笑
過去に多忙な生活を経験すると、身体をリラックスモードにするスイッチすら、うまくコントロール出来なくなり、なかなか不調の迷路から抜け出せられないことがあります。
鍼灸治療を受けることは、自律神経を整える一助となります。
前述したさまざまな症状や、なんとなく体調が悪いけど、どこに行ったらいいの?など、お身体でお困りのことがあれば、ぜひ、ご相談くださいませ〜!