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睡眠「毎日シャットダウンできていますか?」

睡眠「毎日シャットダウンできていますか?」

佐田 インヤン著者:佐田 (YI’N YANG GINZA)

みなさまお暑うございますね。調子はどうでしょう、夏バテしていませんか?

鍼灸を受けたことのある方はご存じかと思いますが、鍼灸院では患者さんの訴え以外にもたくさんのことを問診します。

その中でも毎回必ずお尋ねするのが、「食べれて、出せて、眠れていますか」の3つです。

人間が健康に生きていくために不可欠なもの、今日は睡眠についてのお話です。

すっきり起きられますか?

私たちに「寝れてますか?」と聞かれると「はい」と答える方が圧倒的に多いです。「何時間寝ていますか?」という質問にも、みなさんおおよその標準睡眠時間を口にされます。

では眠りに問題ないのだな、と思うと実はそうとは限りません。

「すっきり起きられますか?」と尋ねると、首を横に振る方がとても多いのです。

「眠った気がしない」「途中で目が覚めてしまう」「もっと寝ていたい」睡眠に対する体感を少し掘り下げると、小さな不調を抱えている方がたくさんいらっしゃいます。

まとまった睡眠時間が取れているからといって、質の良い睡眠が取れているということにはならないのですね。

良い睡眠を取るのは大事だ、と分かっていても「眠った気がしないんです」という訴えで鍼灸院にいらっしゃる方は少ない。他に痛いところやコリがあって来院されて、「そういえばよく眠れていません」と気づく。「そういえば」なのです。

私はよく患者さんに「眠れば自分で回復する体に持っていきましょう」とお伝えします。けれどその睡眠に問題があった場合どうなるのでしょうか。良い睡眠なくして良い回復は見込めません。「睡眠」は全ての基盤なのです。

使い終わったらシャットダウン

私たちの生活の中には睡眠不足を引き起こす要因がたくさん潜んでいます。おなじみスマートフォンを初めとする液晶画面、日中の運動不足、夜遅い食事。一日冷房に当たって帰宅して、面倒だからお風呂はシャワーで済ませてしまおう。

これらの積み重ねで睡眠の質が落ちてきてしまうと、寝ているのに寝た気がしない、疲れが取れないなどの症状が出始めます。体の回復力も落ち始め、さらに進むと寝付きが悪い、何度も目が覚めるといった睡眠障害もみられるようになってしまいます。

そのようにして睡眠自体が悩みの種になり始めると、眠りたいから睡眠導入剤などの服用が始まります。自然に入眠するために服用し始めた睡眠薬を、気づけば手放せなくなってしまう。これでは悪循環ですよね。

睡眠の質が落ちているという状態は、活動時に働く交感神経から休息時に働く副交感神経への切り替えが甘くなっているという状態です。

パソコンでイメージしてみてください。使い終わったらシャットダウンして電源を落とし、コードを抜いてパタンと閉じる。これが理想の睡眠です。けれど、「まだ後で使うかな」と点けっぱなしで電源コードもさしたまま、勝手にスリープモードになったまま放置、というタイプの睡眠をとっている方がとても多い。そして睡眠導入剤などを服用すると、作業中に電源ボタン長押しで強制終了を毎日行うような睡眠になります。

バッテリーや本体への負荷をイメージしてみても、きちんと一日の終わりにシャットダウンを行うことが長く使うコツですよね。

鍼灸で切り替えを

ならば何を心がけたらいいのか、といえば副交感神経への切り替えです。一日の終わりはリラックスモードに気持ちから意識して変えていきましょう。休む、に全フリです。一番おすすめしたいのは湯船に浸かること。

体を温め、脳みそも温まると今度は冷却が始まり、脳が冷えると共に活動が低下し、眠気がやって来ます。強い光を避けて、交感神経を高ぶらせない環境を作るのも効果的です。

とはいえ明日の仕事のことなど夜は心配事が多くて気が休まらないでしょうか。とかく我々現代人は切り替えが下手くそです。

上手くいかなくなった副交感神経への切り替えを、鍼灸を受けて体に思い出してもらうというのも一つの手です。ゆるんだ状態がどういう感じだったか、自分では意識してもゆるめられないところは、他の人の手を借りましょう。交感神経ばかり使っていると、スリープモードでやり過ごせる体が普通になってしまいます。鍼灸で体をゆるめ、リラックスモードを月に何度か作ることで、だんだんとシャットダウンの仕方を体は思い出します。夜になったらシャットダウン、これができるようになれば「寝て回復できる体」を自然と作れるようになっていくのです。

そういえば、最近すっきり起きれていないな、そう気づいたら一度、自分の体と生活について考えてみてくださいね。

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