著者:徳田 葉菜美 (YI’N YANG GINZA)
肩こりが起こる原因
筋肉が弱い、姿勢が悪い、慣れない使い方をして筋肉を使い過ぎたなどが原因で起こるケースが多いですが、精神的なストレスも肩こりの要因になりますし、骨や関節の異常、内科的疾患などによって肩こりが生じる場合もあります。
筋肉の緊張によって起こる単なる肩こりではなく、強い痛み、しびれ、頭痛やめまいなどを伴う場合には、何か他に病気があってその一症状として肩こりが起きている可能性もあるため、一度専門医を受診すると安心です。
その上で鍼灸治療は肩こりを軽減する一助になると思います。
たかが肩こり、されど肩こり
大部分は筋肉疲労や血行不良によるものが多い肩こり。
PCやスマホが当たり前の現代では油断するとすぐ肩に負担がかかってしまいます。
「肩こりはもう慢性的」「これが自分の普通の状態で…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
当院に来られる患者さんの主訴(主なお悩み)は様々ですが、問診をしていると、日頃から当たり前に肩こりを感じているという方が多いです。
全ての原因が肩にあるわけではないですが、肩こりなど日常的に感じているプチ不調を放っておくと、ひどい時には頭痛を感じるようになったり、他の疾患につながることが多いです。
そうならないためにも、肩まわりの血流を良くするためにストレッチをするなど、早めに手を打っておきましょう。
当院の鍼灸治療では全身をしっかりと調整していきますので、施術後は肩の力が、”スッ…”と抜けるような感覚を感じてもらえると思います。
「五十肩で受診したけど、翌年の花粉症も良くなりました。思わぬ副産物でした」
以前、五十肩の痛みと美容鍼灸で通ってくださっていた患者さんから「鍼灸を受けたことで花粉症が軽減したり、副産物がたくさんありました」という言葉を頂きました。
「ひどい肩こりでマッサージに行っても改善しない」など、肩がつらいときは言うまでもなく鍼灸治療はおすすめですが、それ以外の症状※ が主訴の方にとっても、決して他人事ではない肩こり。程度の差はあれど感じている方が多いと思います。
鍼灸治療を続けて受けることによって、主訴だけでなく見過ごしがちな不調が気にならなくなった!という声は多いです。
※その他の症状の例
- 五十肩(肩関節周囲炎)
- 頭痛
- 腰痛
- 自律神経失調症
- 不妊
- 月経痛、生理痛
- 美容目的(リフトアップ、むくみ、肌荒れなど)
- 不眠
- コロナ後遺症 等
先ほどの患者さんは、鍼灸治療に頻回に通ってくださりセルフケアも実践していただいたということもありますが、適度な運動、食事も大切ですし、そういった内容を治療の中でお話しさせていただくこともあります。
ですが今回「副産物」という言葉を聞いて、鍼灸の良さは改めてそんなところにもあるなぁ…と感じた徳田でした。
肌荒れと肩こり
余談ですが…徳田は思春期〜社会人になっても肌荒れがひどく、鍼灸を受けたキッカケは「美容鍼灸」でした。一番の悩みは肌でしたが、鍼灸を受けるようになってから
- 肩こりや首こりが楽になった
- 胃腸の調子が良くなった
- 冷えが改善されてきた
- 頭痛がなくなった
- 過度な食欲がおさまった
- イライラしたり気持ちの浮き沈みが減った
などの実感がありました。
これは副産物というより、肌荒れの原因が身体や生活にあったという方が正しいかもしれません。過去の自分は気づいていませんでしたが、見過ごしていた体のSOSがたくさんあったんだな〜と思います。
一見主訴と関係ない症状が改善された結果、肌荒れが落ち着いてきた…というように、
- 普段気にしていない肩こり、または
- 当たり前だからと放置している肩こり
などが、諸症状の引き金になることがあります。
我慢したりせず、早めに対処してくださいね!
YI’N YANGのやさしい鍼灸治療
体調が整ってきても月1回はメンテナンスしておくと安心です。季節の変わり目は疲れやすいので、1〜2週間に1回は受けられると、より安心です。
「最近調子いい!」までいけるのが理想ですが「そこまでしんどく(悪く)ないかも」と思えるだけでも、随分過ごし方やメンタルが変わってきますよね。
当院の施術は、局所ではなく全身をしっかりと診ていきます。身体が軽くなると思考もクリアになります。明日からも頑張ろうと思えるような時間が提供できるよう、日々精進しております。いつでもご相談ください。