コロナ後遺症の頭痛・頭重感に対する鍼灸治療
頭痛・頭重感に関する鍼灸治療の効果
コロナ後遺症の症状のなかに「頭痛・頭重感」があります。一番多いのは倦怠感ですが、頭部などにも症状がでるのも特徴です。胃酸や食べ物などの胃の内容物が食道に逆流することによって起こる逆流性食道炎や下痢とともに、コロナ後遺症の症状のひとつとされています。
頭痛・頭重感はコロナ後遺症に限らず鍼灸治療が有効です。頭痛・頭重感は鍼灸がとても効果的でWHO(世界保健機構)やNIH(米国国立衛生研究所)による「鍼に関する合意声明」でも認められており、コクランという世界の医学論文が集約評価される機構のまとめでも頭痛の鍼灸治療は有効であるとされています。
【緊張型頭痛に対する鍼治療】
https://www.cochrane.org/ja/CD007587/SYMPT_jin-zhang-xing-tou-tong-nidui-suruzhen-zhi-liao
【片頭痛発作の予防に対する鍼治療】
https://www.cochrane.org/ja/CD001218/SYMPT_pian-tou-tong-fa-zuo-noyu-fang-nidui-suruzhen-zhi-liao
コクランレポートでの頭痛への鍼灸治療の評価
コクランという世界中の医療に関わる論文を評価し、その情報を整理して発信している国際的な非営利団体があります。コクランレポートは質の高い医療情報として、世界中の医療従事者がその情報を用いて医療にあたっています。そのコクランレポートの中で頭痛に対する鍼灸治療の評価をまとめると、
- 片頭痛(偏頭痛)の予防に鍼灸治療は有用である
- 頭痛薬などの治療薬を用いることが出来ない患者に鍼灸治療は有用である
- 薬物療法以外で頭痛の治療を希望する患者に鍼灸治療は有用である
- 妊娠または妊娠の可能性がある患者の頭痛に対して鍼灸治療は有用である
- 明らかな精神的ストレス下にある頭痛患者の薬物療法との併用に鍼灸治療は有用である
- 今まさに頭痛がある時の治療に鍼灸治療は有用である
- 薬物治療よりも鍼灸治療の方が効果的な場合があり長い目で見ると費用対効果が高い
このように評価されており頭痛の治療への鍼灸治療の有用性が世界的にも、医療の中でも認められています。
ベーシックな治療頻度としては、1週間に1度の鍼灸治療を2ヶ月ほど続けるとコロナ後遺症の症状が軽減されることが多いのが、YI’N YANGでのコロナ後遺症に対する鍼灸治療の傾向です。
まずはお身体の状態を確認させていただき、どんな鍼灸治療の方法がフィットするかを治療経過をみながら施術者とご相談いただき、少しでも不具合なく生活できるようにみなさまを全力でサポートいたします。
コロナ後遺症に関する情報はこちらのページをご参考に。
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