こんにちは、インヤン美容鍼・鍼灸治療院 湘南藤沢院の院長の中澤です。
日本国内で不眠症や睡眠障害を訴える人は年々増加しており、現在では約1000万人以上とも言われています。特に高齢者や女性、ストレスや過労が多い人などに多く見られますが、年齢や性別、職業などに関係なく、誰でも不眠症や睡眠障害に悩むことがあります。不眠症・睡眠障害は生活習慣やストレスなどの影響で発症することが多く、適切な治療を受けることで改善することができます。
不眠症・睡眠障害の原因は人それぞれ異なります。
まずは自分の原因を知り、正しい改善方法を見つけましょう。
不眠症と睡眠障害の違いは？
よく似た意味を持つ不眠症と睡眠障害は似たような症状を引き起こすことがありますが、異なる状態を指す言葉です。
不眠症とは
不眠症は、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒など、睡眠に関する問題が続く状態を指します。不眠症は一般的には、ストレスや不安、生活習慣の乱れ、薬物や病気など、様々な要因によって引き起こされます。不眠症は、睡眠に必要な時間を確保できないため、日中の疲れや集中力の低下、イライラや気分の落ち込みなどの症状を引き起こすことがあります。
睡眠障害とは
一方、睡眠障害は、不眠症以外の、さまざまな形の睡眠に関する問題を含む広範な用語です。睡眠障害には、睡眠時無呼吸症候群、レストレスレッグス症候群、夜間過剰活動症候群など、睡眠の品質や量に影響を与えるさまざまな症状が含まれます。
不眠症は、睡眠に関する問題が続く状態を指し、睡眠障害は、特定の症状を持つ広範な用語であると言えます。
不眠症の原因は？
不眠症の原因は多岐にわたりますが、以下のような要因が関係することが知られています。
不眠症の原因その1：ストレスや不安
心理的なストレスや不安は、不眠症の主要な原因の一つです。これらの状態は、脳の覚醒中枢を刺激し、入眠を妨げることがあります。
不眠症の原因その2：睡眠環境
不快な寝具や部屋の温度、騒音や明るさなど、睡眠環境に関連する要因が不眠症の原因になることがあります。
不眠症の原因その3：生活習慣
過度のアルコールやカフェインの摂取、過剰な運動や食事、夜更かしや寝坊など、生活習慣の乱れも不眠症の原因となることがあります。
不眠症の原因その4：病気や薬物
心臓病や喘息、うつ病や不安障害、更年期障害など、様々な病気が不眠症の原因となることがあります。また、抗うつ薬や喘息薬、利尿剤などの一部の薬物も不眠症を引き起こすことがあります。
不眠症の原因その5：睡眠障害
睡眠時無呼吸症候群やレストレスレッグス症候群など、他の睡眠障害が不眠症を引き起こすことがあります。
以上のような要因が不眠症の原因になることがあります。ただし、原因が複合的であることが多く、個人によって異なることもあるため、専門家に相談することが望ましいです。
不眠症・睡眠障害の改善に鍼灸治療をするメリット
不眠症の改善に鍼灸治療をするメリットは、以下のようなものがあります。
鍼灸治療による自律神経の調整効果
鍼灸治療は、身体の経絡やツボに針を刺すことで、自律神経のバランスを整える効果があります。自律神経の乱れは不眠症の原因の一つとされており、鍼灸治療によって自律神経の調整が行われることで、不眠症の改善が期待できます。
鍼灸治療による緊張緩和効果
鍼灸治療は、身体の筋肉や神経を緩和させる効果があります。不眠症は、ストレスや緊張などが原因となっている場合があり、鍼灸治療によって身体の緊張を緩和させることで、不眠症の改善が期待できます。
鍼灸治療による睡眠の質の向上
鍼灸治療は、身体の血行を促進し、身体のバランスを整える効果があります。これによって、睡眠の質が向上することが期待できます。
薬物治療への頼り過ぎを避けることができる
不眠症の治療には、薬物治療が用いられることがありますが、長期間の使用によって依存症や副作用が起こることがあります。鍼灸治療は、薬物治療に頼り過ぎることを避けることができるため、自然な治療法としても注目されています。
以上のように、鍼灸治療には、不眠症の改善に効果的なメリットがあります。ただし、個人差があるため、治療前には専門家と相談することをおすすめします。
肩こりや首コリと不眠症の関係は？
肩こりや首コリは、長時間同じ姿勢で作業することやストレスなどが原因で起こることがあります。これらの症状が不眠症と関係している場合、以下のような理由が考えられます。
- 痛みや不快感が睡眠を妨げる: 肩こりや首コリによって痛みや不快感が生じると、睡眠の質が低下し、入眠困難や中途覚醒などの不眠症状が引き起こされることがあります。
- 自律神経の乱れ: 肩こりや首コリは、交感神経が優位になることで引き起こされることがあります。交感神経が優位になると、身体が緊張状態になり、眠りにくくなることがあります。
- 心理的ストレス: 肩こりや首コリによって、心理的なストレスが生じることがあります。ストレスは、不眠症の原因の一つとされており、心理的ストレスが続くと、睡眠に影響を与えることがあります。
したがって、肩こりや首コリは、不眠症の原因の一つとして考えられます。肩こりや首コリがある場合は、ストレッチやマッサージ、運動、鍼灸などの方法で改善を図ることができます。また、ストレスを減らすためのリラックス法やストレスマネジメントなども有効です。これらの対策によって、肩こりや首コリを改善することで、睡眠の質を向上させることができます。
不眠症・睡眠障害の改善にストレッチをすれば鍼灸は不要？
ストレッチや運動を行うことで、肩こりや首コリなどの症状を緩和することができますが、鍼灸もまた有効な治療法の一つです。ストレッチや運動では改善が見られない場合や、肩こりや首コリが長期間続いている場合には、鍼灸治療を受けることをおすすめします。
鍼灸は、身体の経絡やツボに針を刺すことで、血行を促進したり、神経や筋肉の働きを調整することで、身体のバランスを整える治療法です。ストレッチや運動では届かない深い部位に刺激を与えることができるため、ストレッチだけでは改善しづらい場合にも有効です。
ただし、鍼灸も効果には個人差があるため、自分に合った治療法を選ぶことが重要です。また、ストレッチや運動と鍼灸治療を併用することで、より効果的な改善が期待できます。
不眠症の改善におすすめするセルフケア
不眠症の改善には、以下のようなセルフケアがおすすめです。
- 睡眠環境の整備: 寝室の環境を整えることで、睡眠の質を向上させることができます。寝室は暗く、静かで、涼しい温度設定にして、ベッドや枕は自分に合ったものを使用するようにしましょう。
- 睡眠のリズムを整える: 一定の睡眠のリズムを作ることで、体内時計を整え、睡眠の質を向上させることができます。毎日同じ時間に寝たり起きたりすることが大切です。
- ストレスを軽減する: ストレスが不眠症の原因の一つとされています。ストレスを軽減するためには、リラックスした時間を作ることや、ストレスを感じたら深呼吸などのリラックス法を行うことがおすすめです。
- 運動をする: 運動によって身体を疲れさせることで、より深い睡眠をとることができます。運動の時間帯については、寝る前は避けるようにしましょう。
- カフェインやアルコールを控える: カフェインやアルコールは、睡眠に悪影響を与えることがあります。夜に飲むことは控え、カフェインは就寝前数時間は摂取しないようにしましょう。
これらのセルフケアを実践することで、不眠症の改善が期待できます。ただし、効果がない場合や重度の不眠症の場合は、専門家に相談することをおすすめします。
スリープテック（SleepTech）を使って睡眠を可視化しよう
スリープテックとは、睡眠に関する最新の科学技術や情報を活用して、個人の睡眠状態を測定し、分析することで、より良い睡眠環境の提供や睡眠の質の改善を図る技術です。
さまざまな技術がありますが、Apple Watch(アップルウォッチ)にも標準の機能として搭載されており、Apple Watchを装着して寝ることで、いつ寝て、いつ起きたのか、睡眠の質(レム睡眠、ノンレム睡眠)を図ってくれます。
スリープテック（SleepTech）を利用して睡眠を可視化することで自分の睡眠傾向を把握できます。
寝付きが悪い、寝ている途中で起きてしまう、予定よりも早く起きてしまう、日中眠くて仕方がない場合は専門家に相談しましょう
不眠症・睡眠障害が引き起こす問題
不眠症・睡眠障害が引き起こす睡眠不足。
睡眠不足は肥満、糖尿病、高血圧といった生活習慣病や、心臓病、認知症、うつ病といった精神病など様々な疾患の原因になるともいわれています。
多くの方が不眠症や睡眠障害で悩んでおり、世界的に社会問題になってきています。
人生の1/3は睡眠と言われているので、改善したい方はぜひ専門家にご相談ください。
YI’N YANGにご来院の際には気軽にご相談ください。
インヤン美容鍼・鍼灸治療院 湘南藤沢院近く、藤沢・鎌倉・茅ヶ崎、鵠沼や辻堂の方もご来院を心よりお待ちしております。
