【マタニティ】つわりの鍼灸治療

【マタニティ】つわりの鍼灸治療

つわりには鍼灸治療が効果的な治療です。医療のなかでも注目され、代替療法として注目され世界の医療情報を集約し、評価する組織である「Cochran(コクラン)」でも、つわりや妊娠悪阻に対する代替医療の候補として評価の対象になっています。しかし、論文の量が多くなく、研究も少ないことから効果的であるとはされていません。しかしながら、鍼灸治療では東洋医学として、つわりに対する治療が積み重ねられてきた経験があります。それらを駆使しつわりの治療にあたることが可能です。妊産婦に使用できる薬剤は限られていますし、そもそも現代医療や現代医学ではつわりに対する有効な治療方法はありません。鍼灸治療の良いところは、副作用がほとんどない上に身体の回復する作用を使って治療を行うため、妊産婦の方でも安心して鍼灸治療をうけていただけます。

目次

つわりとは

 つわりは一般的に妊娠5週頃から、特に空腹の時を中心に吐き気を感じ、時には嘔吐をすることをいいます。妊娠5週頃から妊娠16週頃まで続く事があり、個人差はありますが大体4週間前後続くことが多いようです。吐き気や嘔吐に伴い、食欲不振や食事の好みの変化、唾液の過剰などの消化器系症状や、気分の変化などの精神症状がでる場合もあります。

 現代医学、現代医療では日常生活にはそこまでの支障はなく妊娠による身体の生理反応の一種と考えられており、生命に支障がなく、妊娠12週から16週頃にはほとんどが自然に消失していくことから、母体の一時的な不適応状態によるものと考えられ、全妊婦の50%~80%が経験しているにもかかわらず、そこまで大きくは取り上げられませんし治療方法もあまりありません。

つわりに関係する身体の状態

 つわりの原因の詳しい事はよくわかっていません。原因が良くわからないものは現代医学・現代医療ではあまり対処が上手ではありません。鍼灸治療は元々身体にでている症状を治療するために発展し受け継がれてきたので、実はつわりに対する治療は多くなされています。

 原因のひとつと考えられているものに、身体の中で分泌されるホルモンのhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)とサイロキシンがあります。hCGは妊娠8週から12週頃に、そのホルモン値がピークを迎え、つわりや重症化した妊娠悪阻症の時期と一致することや、妊娠中特有の疾患などでhCGが高くなり強い悪阻症状が認められることなどから、その関係性は明らかにはされていないものの古くから注目されている。サイロキシンは喉のあたりにある甲状腺に関わるホルモンで、妊娠初期に甲状腺機能亢進症という疾患と同じ状態になりやすいといわれている、そのためhCGと同様につわりに関与しているのではないかと考えられています。

東洋医学からみたつわり

1.胃腸虚弱によるつわり

 元々胃の働きが悪かったり、胃が荒れている、胃炎、逆流性食道炎、下痢がち、便秘がちである場合につわりが強くでる場合があります。それらの場合、通常様々な薬がありますが、妊産婦の場合は使えない薬が多いため、これらの症状もつらいつわりに一役かってしまいます。これらの場合、身体の回復力を使って治療する鍼灸治療は胃腸症状にも効果がありますし、副作用もほとんどありません。妊産婦の方も安心して治療頂けます。東洋医学では脾気虚や胃気虚と呼ばれます。

2.精神的な高揚によるつわり

 妊産婦の場合、やはり赤ちゃんの影響により下腹部周辺と股関節周辺で血行が悪くなります。身体の上下の血流が悪くなったり、冷えのぼせの状態になり易くなります。そのため、東洋医学では逆気といいますが、上半身だけで巡る状態になり、上の方がカッカしやすくなります。東洋医学では、イライラしたり不安になったりなどの精神状態も身体に影響が大きいと考えられており、妊産婦は妊娠という身体の一大イベントにより精神的な高揚が大きくなり易く、その影響により胃に負担がかかりつわりが出現しやすいと考えられています。東洋医学では肝鬱、逆気などと呼ばれます。

3.浮腫みによるつわり

 妊産婦の場合、身体の水分の量が物理的に多くなる、水分が停滞しやすいなど、赤ちゃんを安全に成長させるための羊水の影響が大きく、鼠径部や腰部、股関節周辺の負担があるため浮腫みやすくなります。この浮腫みこそ水分の停滞であり、ふくらはぎなどがメインで考えられることが多いですが、全身的に浮腫みます。東洋医学では痰飲や水滞と呼ば、つわりの諸症状を悪化させます。

YI’N YANGの鍼灸治療

 YI’N YANGの鍼灸治療は、治療による心地良さを重視しています。近年の研究で、心地よさを伝える神経(LTM-C)は優しく穏やかな鍼灸の皮膚刺激によって最も良く働くことが考えられるようになりました。優しい穏やかな鍼灸によって心地よさを伝える神経が良く働き、オキシトシンやドーパミンと呼ばれるホルモンが放出される可能性があります。このドーパミンは身体機能、運動、学習、感情、意欲、ホルモンの調節など多くの生命活動に関与しており、オキシトシンは幸福感を高めたりストレスの軽減に関与しています。心地よい鍼灸治療は、これらの神経やホルモンが関与して身体の症状を減らしたり取り除いたりします。鍼灸治療の元来もつ痛みの治療効果と、心地よい鍼灸治療による治療効果で鍼灸治療の良さを最大限に引き出します。

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