「不眠の原因は頭の火照り!?」質の高い睡眠をサポートする脳の冷却メカニズム

【頭痛・緊張型頭痛】鍼灸治療が有効な疾患・症状・効果

こんにちは、インヤン美容鍼・鍼灸治療院 湘南藤沢院の院長の中澤です。

不眠や睡眠障害でお悩みの方の参考になればと思い、睡眠のメカニズムについてご紹介します。
鍼灸で不眠を改善したい方のヒントになれば幸いです。

この記事を書いた人

中澤和巳 中澤 (インヤン美容鍼・鍼灸治療院 湘南藤沢院 院長)

インヤン美容鍼・鍼灸治療院 藤沢院が得意な症状

藤沢の鍼灸院「インヤン美容鍼・鍼灸治療院 湘南藤沢院」では、美容鍼、不眠症・睡眠障害、新型コロナ後遺症、慢性疲労、円形脱毛症、めまい、メニエール病、偏頭痛・緊張型頭痛などの頭痛、胸郭出口症候群・射角筋症候群・頚椎症などの首の痛み、四十肩、五十肩などの肩関節の痛み、肩こり、坐骨神経痛・腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎すべり症などの腰痛、変形性膝関節症などの膝痛、痛みや痺れを伴う症状全般を得意としています。

良質な睡眠は私たちの健康に欠かせない要素です。
最近の研究では、睡眠中の脳の温度変化が睡眠の質に大きな影響を与えることがわかってきました。
本記事では、睡眠と脳の温度の関係に焦点を当て、質の高い睡眠をサポートするための脳の冷却メカニズムについて探っていきましょう。

目次

睡眠と脳の温度の関係

【睡眠】不眠の鍼灸治療

「考え事があって寝れない」
こんな経験はありませんか?

私たちの日々の活動や思考には、脳が欠かせません。
しかし、脳も疲れることがあり、休息には良質な睡眠が必要です。
睡眠時には、深部体温を下げることでエネルギー消費を節約し、修復プロセスを促進しますが、脳も同様に温度を下げて休息モードにすることで日中働き続けた脳を休めます。
つまり、睡眠と脳の温度は密接に関わっていて、体温をコントールすることで質の良い睡眠と脳をリセットすることにつなります。
逆に、脳の活動が活発になるとエネルギーが必要になるため、脳の温度が上がります。
ベッドに入っても考え事や悩みごとで脳が興奮状態のままだと、頭に熱がこもった状態になり睡眠の質が低下してしまいます。

まさに、「興奮して寝れない」状態ですね。

さらに、人間の身体は、体温のコントロールができるように汗をかきますが、脳は頭蓋骨で覆われているために熱を逃すルートがないために一度上がった脳内はなかなか温度が下がりずらいです。

質の高い睡眠には、頭の温度を下げることがとても大切と言えるでしょう。

「頭を冷やす」は脳の回復と質の高い睡眠の鍵

脳の温度変化は、睡眠の質に直接的な影響を与えます。

最新の研究によると、睡眠中の脳の温度変化には、睡眠の質や健康に重要な役割があるとされています。
例えば、脳の温度低下は、体温調節機能の改善やストレスホルモンの低下につながり、健康的な睡眠を促進すると考えられています。

また、睡眠中に脳の温度が十分に下がらない場合には、睡眠の質が低下することが明らかになっています。
さらに、適切な脳の温度変化は、脳の回復や情報処理能力の向上に寄与します。
特に、深い睡眠段階では、神経の修復が促進されますが、睡眠不足によって脳の機能が低下すると、学習能力や記憶力の低下、注意力の散漫さ、情緒の不安定さなどが引き起こされる可能性があります。
長期的な睡眠不足は、認知機能の低下、うつ症状、神経変性疾患のリスクの増加などとも関連していることが分かっています。

睡眠は、深い睡眠(ノンレム睡眠)と浅い睡眠(レム睡眠)の睡眠リズムを交互に繰り返して起床に向けて徐々に覚醒していきますが、深い睡眠段階では脳の温度を低下させることで、脳の活動を抑制し、エネルギーの節約や修復プロセスを促進します。
一方、起床時の浅い睡眠時には、脳の温度を上昇させることで、徐々に脳を活性化させ起床に向けてスリープモードから目覚める準備をします。

つまり、頭を冷やすことが質の良い睡眠につながり、脳の回復にもつながります。

簡単セルフチェック!不眠になりがちな「頭の火照り」

頭頂部には、「百会」と呼ばれるツボがありますが、パソコンを一日中使う仕事や頭を使う現在人は、熱が頭にこもりやすく、特にこの百会に熱が溜まります。
ここでは、不眠になりがちな頭の火照りを簡単にセルフチェックできる方法を紹介します。

1.手のひらを足首に当てます。
2.もう片方の手のひらを頭頂部に当てます。


足首より頭頂部の方が熱感を感じた方は、頭に熱がこもっている状態で、寝れない体質の場合があるので要注意です。
この足元が冷え、頭が火照っている状態の事を中医学では「上実下虚(じょうじつかきょ)」と呼び、不眠以外にも、頭痛や眼精疲労、精神不安など様々な症状を引き起こすと考えられ、頭の火照りを取る治療を行います。

足を温めて頭の火照りを取る!?

中医学には、頭が冷え、足元がぬくもっている状態のことを「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」と言い表されますが、この状態が健康の基本として考えられています。

自然界でも「熱」は上昇する性質がある様に体内でも上半身に熱がこもりやすく、この上部に溜まった余計な熱は、逆に身体のお腹や腰、足元などの下半身に冷えを生じます。
この様に、体内の冷えと熱がひっくり返った状態が「上実下虚(じょうじつかきょ)です。
これらの身体の冷えと火照りは常に相反する作用があり、足元が冷えると頭がのぼせやすく、足元がぬくもっていると頭が冷えやすい性質があります。
つまり、この作用を利用して、半身浴などで足元を温めながら頭から汗をかくと上半身の火照りが取れやすく、身体も温まり睡眠を誘うので不眠でお困りの方は試してみて下さいね。

鍼灸は、冷えを温め、火照りを取り除く治療をとても得意としています。
睡眠と関係の深い自律神経の大きな仕事は「血流量の調整」ですが、鍼灸治療は全身の血行を促進する作用がある為、自律神経の働きを良くすることが分かっています。
不眠でお困りの方はご相談ください。

不眠症に鍼灸が効果があるのはなぜ?

YI'N YANG インヤン 美容鍼・鍼灸治療院

不眠症は、現代社会において多くの人が抱える悩みの一つです。
不眠症には、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒などの症状があり、長期間にわたって続くと日常生活に支障をきたすことがあります。

近年、鍼灸療法が不眠症の治療に有効であるとされています。
鍼灸療法は、体内の気血の流れを整え、自然治癒力を高めることで、身体の不調を改善するとされています。
不眠症に対しても、鍼灸療法によって身体のバランスを整えることで、睡眠の質を向上させることができるとされています。
不眠症に対しては、薬物療法や認知行動療法、リラクゼーション法などがありますが、鍼灸もその中の一つです。

不眠症はストレスや身体的な不調、心理的な問題などが原因となって発症することがあります。
鍼灸療法は、身体の緊張をほぐしたり、自律神経を整えたりすることで、ストレスや不調を緩和する効果が期待できます。また、鍼灸は脳内物質の分泌を促進することで、リラックス効果をもたらすとされています。

さらに、不眠症の治療には、薬物療法が一般的に用いられますが、薬剤による副作用や依存症のリスクがあるため、長期的な使用には問題があります。一方、鍼灸療法は薬剤を使用しないため、副作用や依存症のリスクが低く、安全性が高いとされています。

鍼灸が不眠症に対して有効な理由は、主に以下のようなものが挙げられます。

  1. 全身のバランスの調整
    まず、鍼灸による刺激は、神経系や内分泌系に作用して、身体のバランスを整えます。
    不眠症の原因の多くは、身体のバランスが崩れていることによるものであるため、鍼灸によって身体のバランスを整えることで、睡眠の質を向上させることができます。
  2. 自律神経の調整
    不眠症の原因の一つに、自律神経のバランスの崩れがある場合があります。
    鍼灸治療によって自律神経のバランスを整えることで、不眠症の症状が改善することがあります。
    自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立っています。
    交感神経が優位になりすぎると、身体が常に緊張状態にあるため、不眠症になりやすくなります。一方、副交感神経が優位になると、身体がリラックス状態になるため、睡眠の質が向上します。
  3. 痛みの緩和
    不眠症の原因の一つに、身体の痛みや不快感がある場合があります。
    鍼灸治療においては、鍼を刺すことで神経や筋肉に刺激を与え、身体の自然治癒力を高めるとされています。
    身体の痛みや不快感は、痛みを感じる神経が過剰に刺激されることによって生じます。鍼灸治療によって神経や筋肉に刺激を与えることで、神経の興奮を抑制し、痛みの感覚を軽減することができます。

不眠症に鍼灸が効果がある医学的根拠はあるの?

鍼灸による不眠症の治療については、医学的な根拠があるとされています。

また、鍼灸が不眠症に効果的な理由としては、ストレスや不安を軽減すること、自律神経のバランスを整えること、脳内の神経伝達物質のバランスを調整することなどが挙げられます。
これらの効果により、睡眠の質が改善されることが期待されます。

ただし、鍼灸治療には個人差があり、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。また、不眠症にはさまざまな原因があり、原因に応じた治療が必要となります。

不眠症の鍼灸治療に関する論文や研究には、以下のようなものがあります。

  1. 「不眠症の鍼灸治療の効果に関するメタ分析」(2016年)

この論文は、不眠症に対する鍼灸治療の効果について、過去に行われた研究をメタ分析したものです。その結果、鍼灸治療が不眠症の症状を改善する効果があることが示されました。

  1. 「不眠症に対する鍼灸治療の有効性に関するランダム化比較試験」(2018年)

この研究は、不眠症の患者に対して、鍼灸治療を行った群と行わなかった群を比較したものです。その結果、鍼灸治療を受けた群では、睡眠時間や睡眠の質が改善されることが示されました。

  1. 「不眠症患者における鍼灸治療の効果に関する前向きコホート研究」(2019年)

この研究は、不眠症の患者に対して、鍼灸治療を行った結果を追跡調査したものです。その結果、鍼灸治療を受けた患者の睡眠時間や睡眠の質が改善されることが示されました。

以上の研究から、鍼灸治療が不眠症の症状を改善する効果があることが示されています。

不眠症に対する鍼灸治療のメリット

不眠症に対する鍼灸治療のメリットは、以下のようなものがあります。

  1. 自然な眠気を誘う効果
    鍼灸は、体内の自然治癒力を高める作用があります。
    これにより、自然な眠気を誘うことができます。また、鍼灸によってリラックス効果が得られ、ストレスや不安を軽減することもできます。
  2. 薬剤依存症の回避
    睡眠薬の常用による薬剤依存症が問題視されていますが、鍼灸は薬剤を使用しないため、薬剤依存症のリスクを回避することができます。
  3. 副作用が少ない
    鍼灸による治療には、副作用がほとんどありません。
    一方、睡眠薬には副作用があり、眠気や倦怠感、めまい、食欲不振などが現れることがあります。
  4. 継続的な効果
    鍼灸治療は、継続的に行うことで効果が得られるとされています。
    また、治療後の持続効果も期待されます。一方、睡眠薬は、長期的に使用すると効果が減退することがあるため、定期的な薬の変更が必要になる場合があります。
  5. 総合的なアプローチが可能
    不眠症の原因はさまざまであり、精神的ストレス、生活習慣の乱れ、身体的な疾患などが考えられます。
    鍼灸治療は、総合的なアプローチが可能であり、患者さんの個別の状態に合わせた治療ができます。

以上のように、不眠症に対する鍼灸治療には、薬剤依存症の回避、副作用の少なさ、継続的な効果、総合的なアプローチが可能などのメリットがあります。

当鍼灸院では「今日はゆっくり寝たい!!」をサポートします

今回YI’N YANGがご提供する睡眠障害・不眠症改善 鍼灸治療は、気軽に受診していただけるように、着替え不要で30分で受診できるようにしました。

  • 疲れが溜まっていて今日はゆっくり寝たい!
  • 最近、睡眠不足が続いている
  • 仕事終わりに軽く鍼灸治療を受けておきたい

そういう方に、首が硬くなる原因となる頭、顔(目)、首、お腹、足に対して鍼灸治療を行い、問題の改善とリラックス効果を提供します。

インヤン美容鍼・鍼灸治療院 湘南藤沢院近く、藤沢・鎌倉・茅ヶ崎、鵠沼や辻堂の方もご来院を心よりお待ちしております。

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睡眠障害・不眠症改善についてのブログ、コラム

睡眠障害と不眠症の違いは?自分でチェックする方法は?睡眠障害と不眠症はなにが問題なの?などなど、睡眠障害と不眠症の詳細についてはYI’N YANGのブログ、コラムをご覧ください。

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