鍼灸治療の症例紹介:頭痛、不眠、便秘に対する治療例

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同じ症状でお悩みの方の参考になればと思い、頭痛、不眠、便秘でお悩みだった患者さん(女性 / 30代)の鍼灸治療の症例や改善の経過をご紹介します。

この記事を書いた人

徳田 徳田 (銀座新富町院 / 表参道外苑前院 院長)

鍼灸治療で得意な症状

肌荒れ、ニキビ、首肩コリ、眼精疲労、むくみ、冷え性

目次

ご自身で把握されていた症状

<主訴>頭痛、不眠、便秘

ここ数か月で頭痛がひどくなり、首から頭までが痛むようになった。

寝ても疲れがとれず、夢を多く見る。朝なかなか起きられない。

首の側屈や回旋がしづらい。便秘のため様々なサプリを試してみたがあまり効果を感じられない。生理不順やPMSもある。生理前のイライラや気分の落ち込みが強い。疲労感が強く運動する気力がない。

初診時の初見

上半身の熱感、足の陽明経の張り。足の冷え。臍傍圧痛、胸脇苦満。

患者さんが認識していた原因

肩こり、首こりは10代から感じている。

運動不足の自覚はある。仕事が忙しく帰宅時間が遅いため、運動はしていない。

施術者が考えた原因

仕事によるストレスで腸の動きが停滞している。また長時間の座り仕事のため気の鬱滞が重なっている。交感神経優位の状態が続いているため腸の動きも悪く、主訴のような症状が起きているのではと見立てた。

通院頻度

1週間〜10日に1回の頻度で治療を行う。症状に変化が見られ、現在は月2回のペースで治療を継続中。

治療での変化

腹部の緊張と圧痛に対して接触鍼とお灸。背面の緊張をとり、座位にて首や肩の可動域を確認していると、お腹がぐーっと動いた。普段はあまりお腹が鳴らないとのこと。副交感神経が優位になることで内臓の動きが良い状態を繰り返し、腸の巡りを良くしていく。足の冷えに対しては鍼で気を降ろし灸で温め、セルフケアとして青竹踏みを勧めた。

治療の経過

初診後、当日の夜はぐっすりと眠れたとのこと。翌日から生理になったため、また眠りが浅くなる日が続いた。

3診目:低気圧による頭痛。1週間のうち、2回ほど鎮痛薬を服用する。疲労感はあるのに覚醒して眠れないこともあり、就寝時間が遅くなる。翌日昼頃まで寝てしまう。施術中はうとうと眠くなる。

4診目:治療後、1週間頭痛がなかった。

7診目:生理前のむくみが減った。肩こりは以前より気にならないが、最近腰がつらい。

9診目:生理痛がいつもより軽く、便通もよい。睡眠は日によって差があるが、以前は睡眠時間が少ない日の翌朝は目の下のクマが強かったが、最近そこまで気にならなくなった。

10診目:便秘薬を飲まなくなった。たまにお腹の張りを感じ便秘に傾くこともあるが、以前よりすっきり排便できるようになった。

症状の変化が見られ、月2回程度に頻度を減らしながらその後2年間継続して治療。

体調の波はあるが、以前よりも頭痛や便秘の頻度、不眠に関連した様々な不定愁訴が減っている。施術を受けた日はぐっすり眠れるので、疲労感が取れやすくなり、軽めの運動やストレッチを行う気力が出てきたとのことで、鍼灸治療と並行して運動も取り入れてもらう。

著者:徳田

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