鍼灸治療の症例紹介:コロナ後遺症による倦怠感

コロナ後遺症による倦怠感でお悩みの方の参考になればと思い、患者さん(男性 / 30代)の鍼灸治療の症例や治療、改善の経過をご紹介します。

この記事を書いた人

横山 奨 横山 (インヤン美容鍼・鍼灸治療院 総院長)

鍼灸治療で得意な症状

新型コロナ後遺症治療、めまい、頭痛、円形脱毛症、不妊治療、冷え性、コロナ後遺症治療、バレエダンサーの治療

目次

患者さんご自身で把握されていた症状

コロナ後遺症による倦怠感

1年前に新型コロナウイルス感染症に罹患、1週間でおさまったがその後からずっと倦怠感が続いている。なんとか仕事は出来ているがいつもしんどい感じがしてぐったりしてしまう。コロナ後遺症外来にてコロナ後遺症と言われ、ずっとこのままなのかとすごく不安になった。この1年でいろんなことを試してみたがあまり変化がない、Bスポット療法(上咽頭擦過治療・EAT)で通院している耳鼻科の医師に鍼灸が良いと言われ当院に来院。

患者さんが認識していた原因

コロナ後遺症なのでなぜこんなにも身体の調子が回復しないのかよくわからない。寝ていたところで回復しない、かといって動くと疲れるの繰り返しで自分が嫌になる。

初診時の初見

上腹部の硬さ、頚のコリ、足の浮腫み。

施術者が考えた原因

いわゆるコロナ後遺症ではあるが、話を伺うと不規則な生活と自分自身のカラダや精神的ストレスのケアはほとんどできていなかったので、倦怠感からの回復のために生活習慣の改善とご自身の身体への意識を高めてもらうために極めて軽い運動を毎日実施してもらった。

①夜遅くに食事をとらない

 夜遅くに食事をとると、寝ている間に本来休んでいなければいけない胃腸が、寝ている間も働くことになるので夜間残業しているブラック企業みたいに身体に鞭打つことになるので控える事。また夜は胃腸の作業効率も低下するのでそもそも消化吸収に時間がかかるため、寝ている間にずっと消化吸収していることになるので、身体の作業効率がとても悪いため。

②満腹まで食べない

 身体の倦怠感が強いとはつまり疲れが抜けていない、疲れが回復しきらずに動いていることになるので、胃腸に負担をかけないようにしたい。胃腸も身体の一部である以上、いっぱい食べたら消化吸収にとても負担になる。作業量が過多になるのでこれもまたセルフブラック企業状態になっている。

③野菜をしっかり摂取する

食事内容を伺うと野菜がかなり少なかったので野菜をとりたいが食事でとるのが難しいとのことだったので野菜ジュースを日々飲んでもらうことに。コンビニなどで食事を買う際も野菜を多く食べれる物にしてもらった。

④できる範囲の運動

全然頑張らない、できる種目だけを適当に行うラジオ体操をしてもらう。やると頑張りすぎて疲れてしまうと良くないので昔の夏休みの小学生のラジオ体操ぐらい適当なラジオ体操を毎日行ってもらった。

通院頻度

最初の3ヶ月間は1週間に1回の頻度。その後倦怠感が緩やかに減っていったためその後の3ヶ月間(初診より半年まで)は2週間に一回、その後も1ヶ月に一回の頻度で現在も継続治療している。

治療での変化

鍼灸治療では、上腹部や頚を中心とした身体の緊張をとることと胃腸の働きを活発にするように行った。古来から鍼灸治療は胃腸の働きを活発にして消化吸収の作業効率を良くする治療が行われてきたが、近年は消化器系に対して鍼灸治療は効果的であることが研究で徐々に明らかになっている。

【内臓痛・消化器機能・消化器症状に関する鍼灸の効果】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam1981/53/4/53_4_484/_pdf/-char/ja

 こちらは総説として、今まで研究されてきた内臓の痛みや消化器系の機能や症状に対する鍼灸治療の研究を総括し、分かっている事や予測として考えられることをまとめています。

 そのなかで、特に吐き気 や嘔吐に対する検討が数多くなされており、その成果の一部はNIH(米国国立衛生研究所)による「鍼に関する合意声明」でも取り上げられ、鍼の効果として世界で認められた、としています。また胃炎などの原因とされる胃酸の過剰分泌に対する鍼灸治療の効果は、胃酸分泌を低下させるという結果が現状では支持されており、 胃潰瘍などの疾患に対して対症療法として鍼灸治療を推奨することは妥当である、としています。また手術が必要でない、腹痛を含む内臓痛に関して鍼灸治療を行うと概ね70%ほど内臓痛が軽減する可能性が示されたと報告しています。

治療の経過

食習慣の軽い変更と簡単な運動の導入、生活習慣の改善を続けていただきながら鍼灸治療を継続。最初の3ヶ月間は1週間に1回の頻度で治療した結果、倦怠感の調子が日によって波はあるものの3ヶ月経過する間に倦怠感が緩やかに減っていった。その後の3ヶ月間(初診より半年まで)は2週間に一回、その後も1ヶ月に一回の頻度で現在も継続治療している。現在も倦怠感がでる日はあるものの以前の様な動けないような倦怠感はなく、仕事がいそがしかったり夜遅かったりすると出る程度になり、休めば回復する状態になり、生活習慣にも気を付けながら生活している。

※写真は施術イメージです

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