鍼灸治療の症例紹介:鍼灸治療が最も効果的だった頭痛と頚肩のコリ

頭痛と頚肩のコリによる倦怠感でお悩みの方の参考になればと思い、患者さん(女性 / 20代)の鍼灸治療の症例や治療、改善の経過をご紹介します。

この記事を書いた人

横山 奨 横山 (インヤン美容鍼・鍼灸治療院 総院長)

鍼灸治療で得意な症状

新型コロナ後遺症治療、めまい、頭痛、円形脱毛症、不妊治療、冷え性、コロナ後遺症治療、バレエダンサーの治療

目次

患者さんご自身で把握されていた症状

10年以上続く片頭痛(偏頭痛)

10代の頃からずっと継続している片頭痛、頭痛外来でマクサルトを処方され服薬しているが痛みは強い。鈍い頭痛は毎日あり、片頭痛(偏頭痛)の発作的な強い痛みは週に4回ほどある。一日に3~4回発作的な痛みが出ることもある。仕事中に痛みが出るのがつらい。今日も今痛みがある。

患者さんが認識していた原因

頭痛外来で片頭痛(偏頭痛)と診断されたので偏頭痛だと思っていたが、偏頭痛の特徴であるズキンズキンとした拍動する痛みや、光や音に敏感になることはあまりなく、偏頭痛の特徴と自分の症状が一致せず不思議であった。運動もあまりよくないと言われたが、むしろ運動した後の方が症状が少ないように感じる。

初診時の初見

後頭部と側頭部の硬さ、頚肩のコリ、足の冷え、身体全体の緊張。

施術者が考えた原因

頭痛外来で片頭痛(偏頭痛)と診断がでているが、症状を伺うと片頭痛(偏頭痛)と緊張型頭痛の複合型のように思われる。鍼灸治療では双方とも効果的であるので、治療による刺激が多くなりすぎないように軽めの刺激で治療を進めていった。片頭痛の原因としては神経が刺激されて血管が広がりズキンズキンと拍動する痛みがでるといわれています。近年では頚部のコリが片頭痛(偏頭痛)を悪化させる要因のひとつで、頚部のコリが少ないと片頭痛(偏頭痛)の発作が軽減するという研究が、鍼灸の研究として進んでいます。緊張型頭痛と同様に鍼灸の刺激により頚部のコリを少なくしておくことが今回の頭痛の軽減に繋がると考えた。

通院頻度

頭痛の程度が軽くなるまでは1週間に1回の頻度。6回目の治療の約1ヶ月半後には片頭痛の発作が週1回程度に落ち着き、痛みが出た時にマクサルトを服薬すると動けるぐらいになったため10日から2週間に一回の治療頻度に変更して現在も様子をみている。

治療での変化

初診治療後に痛みは消失。久しぶりに頭痛がない感じ、すごくクリアな感じとのこと。ただこのまま頭痛が出なくなるわけではないので通常通りに生活してもらい、頭痛の頻度や痛みの程度を継続的に診ていくことで1週間に1回治療していくことにした。

 頭痛は鍼灸がとても効果的でWHO(世界保健機構)やNIH(米国国立衛生研究所)による「鍼に関する合意声明」でも認められており、コクランという世界の医学論文が集約評価される機構のまとめでも頭痛の鍼灸治療は有効であるとされています。

【緊張型頭痛に対する鍼治療】
https://www.cochrane.org/ja/CD007587/SYMPT_jin-zhang-xing-tou-tong-nidui-suruzhen-zhi-liao

【片頭痛発作の予防に対する鍼治療】
https://www.cochrane.org/ja/CD001218/SYMPT_pian-tou-tong-fa-zuo-noyu-fang-nidui-suruzhen-zhi-liao

コクランレポートでの頭痛への鍼灸治療の評価

 コクランという世界中の医療に関わる論文を評価し、その情報を整理して発信している国際的な非営利団体があります。コクランレポートは質の高い医療情報として、世界中の医療従事者がその情報を用いて医療にあたっています。そのコクランレポートの中で頭痛に対する鍼灸治療の評価をまとめると、

  • 片頭痛(偏頭痛)の予防に鍼灸治療は有用である
  • 頭痛薬などの治療薬を用いることが出来ない患者に鍼灸治療は有用である
  • 薬物療法以外で頭痛の治療を希望する患者に鍼灸治療は有用である
  • 妊娠または妊娠の可能性がある患者の頭痛に対して鍼灸治療は有用である
  • 明らかな精神的ストレス下にある頭痛患者の薬物療法との併用に鍼灸治療は有用である
  • 今まさに頭痛がある時の治療に鍼灸治療は有用である 
  • 薬物治療よりも鍼灸治療の方が効果的な場合があり長い目で見ると費用対効果が高い

このように評価されており頭痛の治療への鍼灸治療の有用性が世界的にも、医療の中でも認められています。

治療の経過

初診当日と次の日は頭痛がなくとても快適だった。その後、徐々に鈍痛が出始め1週間後の2診目の日に1週間ぶりに発作的な痛みが出た。治療のタイミングがバッチリだと思ったとのこと。頭痛の程度が軽くなるまでは1週間に1回の頻度。6回目の治療の約1ヶ月半後には片頭痛の発作が週1回程度に落ち着き、痛みが出た時にマクサルトを服薬すると動けるぐらいになったため10日から2週間に一回の治療頻度に変更して現在も様子をみている。10年以上続いていた頭痛に片頭痛用のトリプタン製剤の効果が少なかったが、鍼灸治療で頭痛が軽減された結果、トリプタン製剤の効きも良くなった。

著者:横山

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