生命保険や医療保険は万が一の時の安心材料ですが、実はそれ以上に日々の健康を維持することが何よりも重要です。この記事では、保険に頼る前に私たちができる健康管理の方法としての鍼灸の効能に焦点を当て、生命保険や医療保険の保険料を抑え、日常生活の質を高める方法について探ります。
なぜ鍼灸院なのに突然保険の話？と思われた方もいらっしゃるかと思います。
実は、私来間（くりま）は保険のセールスをやっていたことがあります。そんな経験があるからこそお伝えできることもあると思いますので、少しお付き合いいただければ幸いです。
健康は最大の資産
現代社会はストレスが溢れ、不規則な生活や食生活が多くの健康問題を引き起こしています。これらの問題は、医療費の増加や生命保険、医療保険の保険料アップに直結します。しかし、健康維持への積極的な取り組みによって、これらのリスクを大幅に軽減できます。
日本における生命保険の加入率とその意味
日本では、生命保険の加入率が非常に高いです。生命保険文化センターの2022年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は男女ともに約８割となってます。日本人がリスクに対して非常に敏感であり、将来の不確実性に備える文化が根強いことを示しています。ただ、保険のセールスをやっていた頃から感じていた違和感があります。それは、保険に入ったら本当にそれだけで安心なのか？リスク管理はとても大切ではあるものの、保険に入って満足しちゃう方が多いように思います。来間が思う１番のリスク管理は健康投資です。保険料を支払っていると保険金がもらえないと損した気持ちになってしまうかもしれませんが、保険を使わないことが実は何よりも幸せなことです。保険を使わないで済むように日々の健康への取り組み、つまり健康投資がとても大切です。
健康投資はセルフケア＋プロケアがおすすめ
私が最強な健康投資のやり方と考える方法はセルフケア＋プロのケアを上手に組み合わせる事だと考えています。
食習慣、生活習慣、運動習慣など日常の小さな積み重ねがとても大切です。ただ、ご自身だけで取り組む難しさや専門家でないとできない事もあります。
例えば、皆さん歯を毎日磨きますよね？
でも、きちんと綺麗な磨き方をしているかは別問題ですし、出来ていたとしても歯石や歯垢をセルフ歯磨きで取り切るのは難しいと言われています。
そのため、定期的な歯科での点検やクリーニングが推奨されています。歯のそういったセルフケア＋プロケアをしていくことで歯周病のリスクを抑えます。口腔の健康は認知症の発症率も下げると言われていますので健康投資として大きなリターンを得られそうですよね。
このような、セルフケア＋プロケアでの健康投資は沢山あります。
そのうちの1つとして鍼灸がとても有効です。
鍼灸：未病治と養生を軸にした予防医学
鍼灸治療は不調を予防するためのメンテナンスや定期点検になります。
鍼灸は、体内のバランスを整え、自然治癒力を促進する伝統的な治療法です。この方法は、「未病治」と「養生」という概念に根ざしています。未病治は、病気が発症する前に健康を取り戻すことを目指し、養生は日々の生活で健康を維持向上させる生活習慣を指します。
鍼灸による治療は、ストレス軽減、睡眠質の向上、免疫力強化など様々な効果があり、現代人の一般的な健康問題に対処します。これらの効果は、体調不良や長期的な健康問題の未然防止に役立ち、日々の活力と幸福感を高めます。
鍼灸を活用した未病治と養生の実践は、健康維持と生活の質の向上に貢献し、病気の予防と自己の健康管理に役立ちます。定期的な鍼灸治療は、内なる力を養い、日々の挑戦への対処能力を強化します。
上記に示したように、予防をするという考えがあることが鍼灸の素晴らしい点で、健康投資に最適な理由です。
健康と保険加入や保険料の関係
意外と見落としがちなのが、保険は健康でないと加入できない可能性があるということ。
万が一のための備えなのになぜ？という疑問を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、これは保険の仕組みが相互扶助で構築されているためです。保険金を支払う可能性は保険の加入者皆に公平性を保たなければならないため、健康でない＝保険金を支払う可能性が高い人は加入をお断りするケースがあります。
また、既往歴や健康状態などによっては加入はできたものの、ある保障はつけられないや保険料が通常より高くなってしまうなどの条件がつくこともあります。
実際、来間が保険のセールスをやっていた時にも加入をお断りするケースは何度かありました。必ずしも年配の方だけでなく、若い方でも健康状態によっては当てはまりますので、若いし平気だろうという考えは注意が必要です。
健康であることは、加入したい時に保険に入れるという点でとても大切です。また、近年では健康増進型の保険というものもあり健康状態や健康への取り組みに応じて保険料を割引くなどの保険も登場しています。健康投資で保険料を抑えられます。
鍼灸と保険の上手な活用
保険は万が一のために加入するものですが、鍼灸を含む健康維持の取り組みは、その「万が一」を遠ざけるためのものです。保険に頼る前に、まずは鍼灸をはじめとする健康管理に投資することが、結果的に保険料の節約にもつながり、より豊かな人生を送るための賢明な選択となります。
まとめ
生命保険や医療保険に加入することは、未来の不確実性に備える選択の一つです。しかし、保険に頼る前に、日々の健康維持への投資を怠らないことが、最も大切です。鍼灸はそのための有効な手段の一つとして、古来から現代に至るまで、多くの人々に支持されています。健康は最大の資産であり、その維持こそが、生命保険や医療保険を超える価値を私たちにもたらしてくれます。
