著者:佐田 (YI’N YANG GINZA)
はじめまして、新顔の佐田です。
結婚式にお呼ばれすることが増えてきて、みんな大人になっていくのね…と感慨深い昨今。
“「大人になる」とはどういうことか問題”が、私の中のホットトピックです。
常識があって精神的に自立していて自己決定ができる、そんな内面的な成長が「大人になる」こと?しかしそれは必ずしも年齢に関わりません。
でも一つあるのです、「大人」の共通点が。
思い返せば子どもの頃から周りの大人は口をそろえて言っていました、「腰が痛い」「肩が痛い」「首も痛くて疲れもとれない」。
痛みとのお付き合い、切っても切り離せませんね。
「大人って色々痛いんだな」と完全に他人事だった私の子ども時代は、初めてぎっくり腰になった19歳で終わりを告げました。
こんにちは、大人ライフ。
今回は「腰痛とのお付き合い」についてお話していきます。
腰痛の原因はどこに?
腰が痛い、と一言で言っても原因や痛む場所、付随する症状は様々です。ぎっくり腰のように急性のもの、長年の疲労から発症するもの、外傷が原因となるものも、全て腰痛と呼ばれますね。
病院へ行ってみても、骨の異常などの原因が特定される「特異性腰痛」と診断される方はほんの一握り。腰痛患者さんの8割から9割は、病院でも原因が特定されず、治し方も提示されない。この方々の腰痛を「非特異性腰痛」と言います。
非特異性腰痛の原因は様々で、筋肉の硬直や筋力低下、心理的なものが引き金になることもあります。この腰痛は通常6週間ほどでほとんど治るとされており、足のしびれなど神経症状が出ている方でも約半数は自然に落ち着きます。
しかし、いくら日にち薬と言われても腰痛は死活問題です。痛みを抱えたまま6週間も待っていられません。
そこでおすすめしたいのが鍼灸治療です。
鍼灸で腰痛と上手なお付き合いを
原因が特定されづらい腰痛ですが、痛みが起こるには必ず理由ときっかけがあります。そしてそれらは日常の小さな積み重ねであることがとても多いです。
上半身と下半身をつなぐ場所である腰は、今までの物語が現われる場所。普段どんな姿勢でいることが多いのか、どんな食生活なのか、どんな時に痛みがひどくなるのか。骨や筋肉だけではなく、その方のライフスタイルに着目すれば、原因と治し方の選択肢が見えてきます。
鍼灸治療はその点がとても得意。筋肉のこわばりを取り、痛みを和らげるための治療はもちろんですが、大切なのはその先です。腰痛を腰だけの問題と捉えず、心と体全体をみながら一緒にこれからを考えましょう。痛みは体からのサインです、替えのきかない自分の体を知り、痛みと上手く付き合っていくことが、「大人になる」ことなのかも。いつでもお手伝いいたします。