女性特有のお悩み・不調の中に「冷えの症状」があります。
冷え症と言えば冬の寒い時期が大変のように思われがちですが、夏でも手足がキンキンに冷えているという方も少なくありません。「冷えは万病の元」という言葉があるくらい冷えが原因となって様々な不調を引き起こします。
冷えの原因
冷え症となる原因は、血行が悪くなってしまい血液が毛細血管に流れなくなってしまうことです。血管が収縮することによって、カラダの末端の手足には血液が届きにくく、特に冷えやすい箇所になります。
最も古いとされている中国医学書『傷寒論』によると、「冷えは万病の元」と記されていています。東洋医学では冷えの原因は、主に「瘀血(おけつ)」にあるといいます。「瘀」というのは「ドロドロとした」という意味で、つまり「瘀血」とは、「血液が滞っている状態」を指しています。東洋医学でも西洋医学と同様に、冷えの原因は血流の低下にあると捉えられています。
冷え症に対する鍼灸治療
鍼灸治療は血流の改善が得意です。
鍼灸の刺激が身体に伝わると体内で血管を拡張させる物質が放出され、鍼をした箇所で血管の拡張反応が起きます。
鍼灸をした箇所の皮膚に発赤が見られる事があったり、治療をして手足末端が温かくなった気がするとおっしゃる方がいるのはそのためです。
上記の内容がより詳しくまとめられた論文がこちら
冷え症にはセルフお灸
定期的に鍼灸治療をしながらお家でセルフケアとしてお灸をすることもおすすめです。
可能であれば毎日、難しければ1週間のうちで数回やってみると良いです。
急激な変化というよりは回数を重ねていくごとに身体を良い状態へと導いてくれます。
セルフお灸に関するコラムはこちら
ベーシックな治療頻度としては、1週間に1度の鍼灸治療を2ヶ月ほど続けるとお悩みの症状が軽減されることが多いのが、YI’N YANGでの鍼灸治療の傾向です。
まずはお身体の状態を確認させていただき、どんな鍼灸治療の方法がフィットするかを治療経過をみながら施術者とご相談いただき、少しでも不具合なく生活できるようにみなさまを全力でサポートいたします。